2010年05月06日

[感想]らくだ工務店「カラスの歩く速さ」

 お待たせをばいたしました。ようやくカラスの歩く速さの感想でございます。

らくだ工務店 第18回公演十周年企画第1弾「カラスの歩く速さ」
●作・演出:石曽根有也
●日時:2010年4月20日(火)〜27日(火)
●会場:下北沢駅前劇場
●出演:
 石岡大介…林和義
 浜尾雅…弘古川悦史
 我修院麗司…草野とおる
 森山了…今村裕次郎
 松坂大助…山口森広
 礼子…宇津井香織
 リン…笹峰愛
 奈津美…瓜田尚美
 まどか…高嶋由奈
 男…石曽根有也

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 今回草野さんは色男役という事で、とっても楽しみにしていました。座席に置いてある当日プログラムを見てみたら、役名がなんと!

「我修院麗司」

 おおおおお!!!なんだか役名からしてなんだか二枚目っぽい!!
 いや、余りにも煌びやかな名前なので、ひょっとしてイロモノ系では…?とちょこっと思った事は否定しません。(笑)でもちゃんとシリアスな役でしたよ!声音がずっとナレーションの時のような低い声で、完璧な二枚目でした♪
 舞台はなんとホストクラブ!そして草野さんはその店のNO.1ホストでした♪でもって、ちょこっと「サクラ咲く、、、」のホストネタを思い出して笑ってしまったことも否定しません。(笑)
 麗司くんは怒ったらちょっと怖そうだけれども、お酒に弱いという可愛い一面があったり、後輩の面倒もちゃんと見てくれたり、女の子にも優しかったり(当たり前か(笑))、一見良い人。なのに…!
 麗司くんは知り合いのホステスからストーカー被害について相談を受けてました。
 でも実は麗司くんこそがそのストーカーだったのです。
 酒に弱いというのも嘘っぱちで、酔いつぶれた振りをして、そのホステスの携帯や手帳を盗み見ているところを本人に見つかってしまいます。麗司くんはホステスを追い詰めて、ついには殺してしまいます。(多分)

 追い詰める際の、
「なんで引越ししちゃったの…?」
「なんで?」
「ねえなんで?」
「なんでぇぇぇぇ!!!???」

 怖ーーーーーーーっ!!!
 しかも渋声だから尚更凄みが増してました。
 まりやちゃんが結婚する際の誓いで、草野さんに「低い声で怒らない事」を誓わせていた訳が分かりました。ああ、これは怖いですね。(笑)
 その前の、ホステスのバッグを見つめる視線や、水を飲み干したときの無言の間等が、怖さを更に高めていたと思います。
 いや〜〜たまらなく痺れました!!
 そしてそして、凄く嬉しかったのです。
 何故なら、私はずっと草野さんにこういうシリアスな悪役をやってほしかったからです。結構草野さんは、キャラ的に良い人やちょっと頼りない人やもしくはイロモノな役が多いのですが、それらの演技の端々に垣間見られるところから、きっとシリアスな悪役も上手いだろうな〜と思っていたのです。(特に今回のようなちょっとサイコな感じの役が)
 これこれこれが見たかったんですよ〜♪♪やっぱり草野さんはシリアス悪役が上手かった♪♪こういう役ももっとやって欲しいですな〜♪


 ストーリーはホストクラブ「black bird」およびその周辺の夜に働く人々の群像劇…と行っていいのかな?なかなかにシリアスな芝居でした。
 ラストは皆が皆、不幸になってしまう…というものだったのですが、そのままEDかと思いきや、何故か時間が巻き戻ってもう一度ラストシーンが始まったのです。もう一つのEDは誰も不幸にならず…かといって幸せにもならず…なもの。
 う〜ん、何故もう一つEDをやったのでしょう?最初のバッドEDが本当のEDで、アナザーEDは理想的なEDという意味?それとも、最悪のEDというのは「ママがアフターを蹴って店にやってくる」という小さな出来事だけで変わってしまうものなんだというのを示唆したものなのかなぁ?う〜ん、難しい…!!
 そして最高にして最大の疑問……何故アナザーEDの時だけ、オニギリくんのホスト写真が壁にかかっていたのでしょうか…。(笑)
posted by 倉 at 18:01| Comment(0) | TrackBack(0) | 芝居感想
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