2009年08月07日

[感想]椿組「新宿ジャカジャカ」

 ひじょーに遅ればせながら、「新宿ジャカジャカ」の感想です!


椿組2009年花園神社野外劇
「新宿ジャカジャカ 〜その日、ギターは武器になったのか〜」
●日時:2009年7月11日(土)〜21日(火) 19:00開演
●会場:新宿・花園神社場内特設ステージ
●作・演出:中島淳彦
●出演:春風亭昇太、山田まりや、浅野雅博(文学座)、草野徹(壱組印)、福島まり、恒松敦巳、田渕正博、木下藤次郎、井上カオリ、長嶺安奈、風間水希、渡辺由紀子(ハートランド)、伊藤新(ダミアン)、平塚真介、前田こうしん(劇団道学先生)、海堂亙(劇団道学先生)、李峰仙、和泉歩、岡村多加江、浜野まどか、植木理奈子、内山奈々(チャリT企画)、塚本淳也、寺井文孝、鈴木幸二、鳥越勇作、宮本翔太、根元大介、趙徳安、唄奴(歌手2人組)、園田容子(アコーディオン演奏)、辻親八、外波山文明


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 今回は当日プログラムにキャスト表がなかったので詳細を書けませんでした。なんでかな〜と思ったら、役名がない方が多いんですね。草野さんとか、劇中で名前が呼ばれれば分かるんですが。特に通りすがりでゲリラに巻き込まれる形になったまりやちゃん達3人は、重要な役にも関わらず最後まで名無しでした。シナリオではどのように書かれているんだろう〜。名前が分からないというのもまた、ふと出逢った人たちというカンジで、趣があるというかなんというか、イイですね。

 花園の野外劇は、数年前から毎年行ってるんですが、いつも野外ならではのセット作りを楽しみにしています。今回は入場してすぐに中央の丸い舞台が目に入り、「おや。地面じゃないんだ」とちょっと意外に思いました。でもその代わりに、中央の花道から舞台を囲むように張り巡らされた線路!ここをホントにトロッコが通ってしまうんですから凄い!凄く綿密に丁寧に作られていましたよね〜。

 さて、今回の芝居は、1969年の新宿駅西口にたむろしていたフォークゲリラと呼ばれる皆さんのお話でして、劇中にたっくさん当時の楽曲が歌われました。
 さすがに産まれてない時代なので知らない曲ばかりだったんですが、ちょっと歌詞を検索すればすぐに詳細が分かるので、いくつか原曲を聴いてみたりしちゃいました。そうしたら困った事に、凄く耳に残ってしまうのです。いつまでもいつまでも頭をグルグルと回ってしまいました。それだけとっても印象深いメロディが多いのですよ。

 草野さん演じる横山くんがやたらカッッッッッッコ良く弾き語ってくれた「腰まで泥まみれ/中川五郎」。うーん、かっくいいけど改めて歌詞を聴くと凄い曲ですね〜。結末があんな事になるとは。でも草野さんの力強いストロークはホントにステキでした♪あ、何度か開場前に、テント内で草野さんがこの曲を練習なさっているのを小耳に挟みましたよ♪
 横山くんが西川さんと歌ってくれたラブソングは「おいで僕のベッドに/高石友也」だと思うんですが、あの時の草野さんの流し目はなんだかとってもいかがわしかったですね〜。カッコいいとは思うんですが、なんか……なんというか……聴きながら必死に笑いをこらえておりました。(笑)あまりに印象深かったので、今回の草野さんの絵はそのシーンにしました。(笑)そーいえば、横山&西川コンビの名前の由来は「やすしきよし」なのでしょうか??
 「主婦(かあちゃん)のブルース/中川五郎」は、知らない楽曲の中で唯一聴き覚えのあった曲でした。多分毛祭りか「新しいバカ」の開演前ライブで中島さんが歌われたのを聴いたのかなーと思います。劇中のは原曲より曲調にアレンジ入っていてやたら盛り上がりました。この曲結構好きなんですよね♪

 まりやちゃんのお芝居を生で観るのはこれで2度目ですが、今回は前回とはうって変わった女性らしい女性でしたね〜。マリッジブルーに陥っているという設定に、プッと笑ってしまいました。この場にはいないその相手、どう聞いても草野さんのことなんですもん。(笑)「つかみ所のないウナギのよう」とか「当てにならない」とは「臆面もなく愛の言葉を言う」とかなんだか色々言われていましたが、どこまでご本人の事なのでしょう…?……全部…?
 ラストのウェディングドレス姿は綺麗でしたね〜♪職業上何度もまりやちゃんの可愛いウェディングドレス姿を見られる草野さんは幸せ者ですね!

 草野さんの横山くんも良いキャラクターでした。こういったちょっとニヒルなプレイボーイって、今まで草野さんの役でありそうでなかったような気がします。凄く喧嘩っ早いのに凄く喧嘩に弱いのがなんだか草野さんキャラっぽくてイイですね。
 あ、そうそう。草野さんのギターはとってもカッコ良くて、とても20年振りとは思えないくらい上手くてそれだけでトキメキまくりだったんですが、途中でギターじょんがらを弾いてくださったのがとても嬉しかったです!!「新しいバカ」や「小林秀雄先生」で使われたウクレレで弾く津軽じょんがら節のギターバージョンですね。そうか〜これはギターでも行けるのですね。確かこの曲を弾くには、チューニングを通常のものと変えなきゃならなかった筈……フフフ、何度か観て、ギターチェンジする瞬間を目撃出来ましたよ♪

 お気に入りになったのは歌奴のお二人。終始ホームの片隅に咲いているだけで、歌わないときはあまり注目されない感じでしたが、よくよく見ていると、ホーム上の皆が歌い踊りしているときに楽しそうに一緒に踊ったりしてるんですよね。あれは可愛かったな〜。勿論歌も凄く良くて、やっぱりCD買っておけば良かったかなぁ!

 当時青春時代だった人たちの生きるための必死さ、というのがとても伝わってくるお話でした。でも芝居のテーマは「フォークゲリラなんて青臭い」だったですよね、多分。(笑)でもその青臭い熱さっていうのは、きっと今の時代にこそある程度必要なものなんだと思います。
posted by 倉 at 20:20| Comment(0) | TrackBack(0) | 芝居感想
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